戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

2.交易品-04.近畿地方

径山寺味噌 きんざんじみそ

中世、紀伊国根来寺で生産された朱漆器。黒漆の地塗りの上に、朱漆の上塗りが施されている。神社や仏寺の什器として使用された。江戸期では民間に流出して広く使われるとともに、「根来」や「根来物」などと呼ばれて珍重された。なお「根来塗」の名は、黒川…

根来塗 ねごろぬり

中世、紀伊国根来寺で生産された朱漆器。黒漆の地塗りの上に、朱漆の上塗りが施されている。神社や仏寺の什器として使用された。江戸期では民間に流出して広く使われるとともに、「根来」や「根来物」などと呼ばれて珍重された。なお「根来塗」の名は、黒川…

唐ミソ とうみそ

奈良興福寺の子院、多聞院で作られていた発酵食品。鼓(くき)。大豆と麦から作る麹に塩と水を加えて作る。多聞院ではさらに唐ミソを漉して「唐ミソノ汁」を採っていた。これが現代の醤油に通じる源流の一つであった可能性も指摘されている。

「醤油」(興福寺多聞院) しょうゆ

奈良興福寺の子院、多聞院で作られていた液体調味料。『多聞院日記』の永禄十一年(1568)十月二十五日の記事にみえる。現在の「醤油」と同じ文字の単語がみえる早い例。

南蛮餅 なんばんもち

江戸初期成立の『南蛮料理書』にレシピの記載がある。小麦粉、黒砂糖、葛粉を少し入れてこね、蒸した後に切る、とされている。

国友筒 くにともづつ

近江国北部の国友村で製造されたか、または国友出身の鉄炮鍛冶によって製造された鉄炮。 天文十二年(1543)の鉄炮伝来後、かなり早い段階から製造が開始された。特に16世紀末から元和元年(1615)の大坂戦役にかけての時期には、徳川氏や諸大名の…

堺筒 さかいづつ

堺の鉄炮鍛冶によって製造された鉄炮。