戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

1.都市-東アフリカ

モンバサ Mombasa

インド洋上の小島・モンバサ島北東部の港町。現在のケニア共和国南東部に位置する。12世紀にはアラブ人地理学者イドリーシーの地理書にその名がみえる。アフリカ内陸部との象牙交易と、その象牙を対価としたインド洋交易で栄えた。

マリンディ Malindi

ケニア南部、インド洋に面する港町。12世紀にはアラブ人地理学者イドリーシーの地理書にその名がみえる。インド洋交易で栄え、15世紀初頭には中国明朝の使節も来航。15世紀末のヴァスコ・ダ・ガマ来航以後は、ポルトガルと協力関係を結んだ。

モガディシュ Mogadishu

インド洋に面するアフリカ東端の港町。現在のソマリア共和国の首都モガディシオ。12世紀後半から13世紀初め以後に、アデンからキルワ王国に至る航海上の寄港地として急速に発展した。織物や砂糖、象牙、黒壇等の特産品の輸出港としても知られた。

グレートジンバブウェ Great Zimbabwe

東南アフリカに栄えたグレートジンバブウェ国の王都。サビ川の支流ルンデ・ムトゥリクウェ川の上流地域でジンバブウェ高原の南縁に位置する。グレートジンバブウェの丘や、その南麓のグレートエンクロージャーなどの遺跡群等から往時の繁栄が知られる。

カミ Khami

ジンバブエ高原南西部を支配領域としたトルワ王国の王都。現在のジンバブエ共和国第2の都市ブラワヨの西20キロメートルに位置するカミ遺跡がその跡地と考えられている。

キルワ Kilwa

アフリカ東岸沖に浮かぶ小島キルワ・キシワニの港町。現在のタンザニア連合共和国リンディ州キルワ県。キルワ王国の王都であり、金や象牙、奴隷などの貿易によって繁栄した。