戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

袁 璡 えん しん

中国明朝の辺将。寧波衛指揮使。1523年(大永三年)五月の寧波事件において、大内氏の遣明使節の捕虜となり、日本に連れ去られた。事件後、袁璡の本国送還が日明間の交渉における懸案事項の一つとなる。

朱 縞 しゅ こう

中国明朝の寧波府鄞県を出身とする明人。字は素卿。宋素卿とも名乗った。若くして日本に渡り、細川高国の派遣する遣明使節に関わった。後に寧波事件の中心人物となり、明朝当局に収監された。

トウモロコシ(ヨーロッパ) とうもろこし

中米を原産とするイネ科の穀物。15世紀末、コロンブス(クリストバル・コロン)らがアメリカ大陸から持ち帰ったことを契機として、ヨーロッパに普及した。「トルココムギ」とも呼称されたが、その由来には諸説あるとされる。

トウモロコシ(中国) とうもろこし

中米を原産とするトウモロコシは、16世紀には中国に伝播していた。16世紀後半、杭州や福建で栽培が行われていたことが記録にみえる。当時の中国においては、番麦、御麦、玉蜀黍、玉米、玉麦、玉蜀林などと呼称された。

玉蜀黍 なんびんきび

中米を原産とするイネ科の穀物。トウモロコシ。16世紀後半にヨーロッパ経由で日本に伝来したとみられる。日本では玉蜀黍と表記し、ナンバンキビあるいはタマキビと呼ばれたが、関東ではトウモロコシと呼称されるなど、地域によって様々な呼び名があった。

糸原 勝秀 いとはら かつひで

陶氏家臣。官途名は藤蔵人。筑前国博多において須子備後守とともに陶氏の銭米の管理・出納に関わった。

須子 備後守 すこ びんごのかみ

陶氏家臣。筑前国博多において糸原勝秀とともに陶氏の銭米の管理・出納に関わった。実名は惟明である可能性がある。