戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

3.人物-ヨーロッパ

クリスティアン・スクローテン Christian Sgrooten

16世紀後半、クレーヴェ公国のカルカーを拠点に活動した地図製作者。スペイン王フェリペ2世の国王地理学者の一人として活動し、代表作として「アトラス・ブリュッセル」と「アトラス・マドリード」という二つの地図集を遺した。

フェルナン・メンデス・ピント Fernam Mendez Pinto

東南アジア・東アジアで活躍したポルトガル人海商。後にイエズス会士となる。ポルトガルへ帰国後、自身の「体験」をまとめた『東洋遍歴記』を著した。

ドミンゴ・ロペス どみんご ろぺす

1612年(慶長十七年)、スペインに在住していた日本人。スペインのインディアス文書館に所蔵されている「日本出身ドミンゴ・ロペスによるフィリピン諸島帰還許可請願書」にその足跡の一端をみることができる。

トメ・ピレス Tomé Pires

ポルトガル出身の薬種商。同国のインド・東南アジアの商館員。ポルトガル初の中国使節の大使として、また『東方諸国記』の著者として知られる。

クリストバン くりすとばん

マニラ-アカプルコ間航路の日本人乗組員。コスメという弟がいた。後にイギリスに渡る。

ルクレシア るくれしあ

ポルトガル・セルパの日本人奴隷。日本に来航したカピタンモール、ロッケ・デ・メロ・ペレイラに仕えた。ペレイラの死後、他の日本人奴隷とともに相続人に与えられた。

マリア・ペレイラ まりあ ぺれいら

16世紀末、ポルトガルのリスボンに在住していた日本人奴隷。

ジョルジェ・アルヴァレス じょるじぇ あるばれす

ポルトガルの貿易商人兼船長。16世紀の前~中期頃に東アジアで活躍した。イエズス会宣教師ザビエルと深い信頼関係にあった人物であり、ザビエルの日本や中国での布教を援助した。