戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

木綿(武蔵) もめん

武蔵国で生産された木綿布。16世紀後半から生産され、広く周辺地域で着衣として用いられた。

小田原天命 おだわらてんみょう

戦国期、相模の小田原で鋳造された茶湯釜。小田原新宿に居住した鋳物師・山田二郎左衛門とその一門によって鋳られたといわれている。

三浦木綿 みうら もめん

相模国三浦半島で生産された木綿。少なくとも16世紀後半頃から生産が始まったとみられ、周辺地域で衣類などに用いられるとともに遠方への贈答品などにも用いられた。

鯨(関東) くじら

小田原北条氏に仕えたこともある三浦浄心は、17世紀初頭に当時の世相を事細かに記録した『慶長見聞集』を著した。浄心によれば、関東における積極的な捕鯨は、文禄年間(1592-1596)に尾張から相模三浦に来た間瀬助兵衛という鯨突き名人が、鯨が…

鯛(相模湾・江戸湾) たい

江戸湾や相模湾は鯛の良質な漁場だった。水揚げされた鯛は、上流層の贈答や饗応などに用いられた。戦国期、北条氏は小田原周辺から「御台所船」役として鯛、鮑などの海産物を定期的、臨時的に上納させている。

鮭(越後) さけ

越後国、特に下越の三面川や荒川などで採られた鮭。越後の特産として京都方面にも輸送された。