6世紀頃にメソポタミアのササン朝で製作されたと推定されるカットガラス碗。安閑天皇陵とされる高屋築山古墳(大阪府羽曳野市)から出土したとされる。正倉院蔵の白瑠璃碗と極めて類似していることでも知られる。
ササン朝の版図だったメソポタミア・イラン地域で製作されたガラス製品。ユーフラテス川以東に分布するササンガラスはソーダ源に植物灰を用いてあり、マグネシウムやカリウムに富んだ組成を示す。ユーラシア東西交易により中国、そして日本にももたらされて…
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