2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
元朝の時代、モンゴル高原南部のダリノール湖南西に築かれた城郭都市。現在の内モンゴル自治区赤峰市ヘシグテン旗に位置する。元朝の有力な姻族だったコンギラト部アルチ・ノヤン家によって造営された。
13世紀のモンゴル兵が用いた鎧甲。ウシなどの革を重ね合わせて作った板状の小札を革紐でとじて成形した皮甲と推定されている。日本に侵攻したモンゴル軍も装備していたとみられ、長崎県鷹島海底遺跡からも革製鎧の残骸が出土している。
13世紀のモンゴル兵が用いた曲刀。柄の端がリング状になっている刀で、「環首刀」ともよばれる。1233年(天福元年)にモンゴル高原を訪れた南宋の彭大雅は、モンゴル軍の優れた武器として弓矢とともに環刀を挙げている。