石見国邑智郡南端の久喜銀山において産出された鉛。同銀山では永禄三年(1560)の銀鉱脈発見以来、銀を含んだ鉛鉱石が採掘され、精錬によって鉛と銀に分離された。このうち鉛は石見銀山へと運ばれ、銀鉱石の精錬に使用された可能性が指摘されている。
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