戦国日本の津々浦々 ライト版

港町から廻る戦国時代。そこに生きた人々、取引された商品も紹介します。

2021-04-08から1日間の記事一覧

清水 しみず

駿河国庵原郡の巴川河口部右岸に位置する港町。巴川河口部左岸には、港町江尻があった。戦国期から今川氏領国地域の主要港、太平洋航路の中継港として、それまでの江尻の機能を継承する形で史料上にみえるようになる。

久能寺浦 くのうじ うら

駿河湾に面する久能山の山麓に位置した天台宗寺院・久能寺の寺領内に形成された港町。中世、久能寺浦の船は久能寺に掌握され、少なくとも今川氏領国各地に運航し、商業活動を行っていた。

小河 こがわ

駿河湾西岸の朝比奈川河口部に位置する港町。現在の城之腰・鰯ヶ島地域に湊があったと推定されている。古くから周辺荘園の物資積出港として広域流通の拠点を担った。

石津 いしづ

今川氏領国の港の一つ。現在の小川港にあたると考えられている。