瀬戸内海に面した備前国邑久郡の港町。前面の前島、後背の阿弥陀山によって大風から守られた天然の良港であり、中世、瀬戸内屈指の水運基地として栄えた。
吉井川の中世における河口部に位置する西大寺の境内に形成された門前町。周辺経済の中心を担う市庭町として栄えた。元亨三年(1323)の史料には「市津」としてみえ、港町でもあったことが分かる。
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